車の買い替えを機会に、一括査定を利用する人が増えてきました。
ハリアーを売却することにしたけれども、忙しくてなかなか査定してもらいに行けない…という時などは、指定した場所へ査定に来てもらえる出張査定は便利です。
でも「どのように手続きしたらいいのかよくわからない」という時の為に、出張査定の流れと交渉のポイントを解説してみたいと思います。
出張査定のスケジュールを決める
一括査定を経由してハリアーの概算価格が出たら、次は実際に出張査定をしてもらいます。
何社に査定してもらったかにもよりますが、最低でも3社には査定に来てもらいましょう。
複数社の出張査定のスケジュールに関しては、1社ずつか合同かのどちらかを選びます。
基本的には、自分のスケジュールに合わせれば良いのですが、いずれにしても1日で終われる様にすると面倒が少ないでしょう。
1社ずつの場合
出張査定に必要な時間はおよそ30分くらいです。
長い業者だと1時間くらいかかることもあるので、1時間おきくらいに査定時間を予約するといいでしょう。
メリットとしては、1社ずつ落ち着いて話ができること、対1人なので交渉がしやすいことです。
合同の場合
時間があまり取れないという場合は合同査定もできます。
同じ時間に全ての業者に来て査定をしてもらう方法です。
メリットとしては、余分な時間が取られないのですが、その場で複数のプロを相手に交渉をしなくてはならないので慣れていない人には難しいというデメリットがあります。
どちらにするか決めたら、それぞれの業者にメールもしくは電話で時間を予約します。
メールだと24時間いつでも予約でます。
予約したい日にちが差し迫っていないならメールだと便利でしょう。
出張査定の交渉のポイント
1社ずつの査定、合同査定の何れにしても、交渉のタイミングは全ての業者の査定が済んだ後です。
複数の業者に査定をしてもらって、一番高いところに買取をお願いすることを伝えましょう。
他の業者がいくらと言ったかなど自ら金額を言わないこと。
交渉の方法
全ての業者の査定が終わり、一番高く査定してくれた額を基準に交渉していきます。
- 他の業者に最高査定額を伝えて、査定額を上げてくれるかを確認
- 最高査定額もしくはそれ以上の業者が見つかった場合、最初に最高査定額を出した業者にその旨を伝えて交渉
- さらにアップしてもらえればその業者に。その時点で一番高く査定額を出してくれた業者に決定
※この査定交渉をしつこくしていると、売る気がないと思われてしまうこともあるので、常識の範囲で交渉の回数を決めましょう。
多くても2回程度までです。
業者の決定
交渉をして、どこの業者に買取をしてもらうか決めたら、電話でその旨を連絡しましょう。
売却するまでの準備
売却する業者が決定したら、次は必要な物を揃えて準備をしていきます。
①自分で用意する物
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車税納税証明書(有効期限内)
- 自賠責保険証
- 印鑑登録証明書(発行後3ヶ月以内)
- リサイクル券
②条件によって用意する物
- 住民票
自動車検査証に書かれている住所と現在の住所が異なる場合に必要
- 戸籍謄本
自動車検査証に書かれている名前と現在の名前が異なる場合に必要
その他、業者の方で、委任状と譲渡証明書が用意されます。
譲渡証明書には実印が必要になりますので、契約の際には持参します。
これらの必要な書類を紛失している場合は速やかに手続きが必要です。
- 自動車検査証…運輸支局で再発行の手続きをする。
- 自動車税納税証明書…各都道府県の税事務所で再発行の手続きをする。
- 自賠責保険証…加入の保険会社で再発行の手続きをする。
- リサイクル券…自動車リサイクルシステムのサイトで自動車リサイクル料金の預託状況を印刷する。
ハリアーの引き渡しと入金までかかる日数
ハリアーの引き渡しについては業者との話し合いでいつになるかを決めます。
自分の都合に合わせることができますが、基本的には2、3日以内、遅くても1週間以内くらいで引き渡す様に考えましょう。
引き渡す当日までには車内を整理して自分の物は全て取り出しましょう。
売却したお金については、入金までの日数が業者によって異なります。
早いところで翌日、遅いところでは5日程度かかる場合もあります。契約時に確認しておくと安心です。
最後に
車の買い替えとはいえ、愛車のハリアーを売却するのですから、できるだけ高く、そして気持ちよく売却をしたいはずです。
その為には査定から買取、そして最後の入金までの流れを把握しておくことが大切です。
出張査定の流れと交渉のポイントについて、これで知識ができたので冷静にそして安心して売却を済ませることができます。